弊社は、オールシーズンの屋根材を約5年前に導入しました。
きっかけは、北海道や関東での豊富な使用実績を耳にし、茨城にいる協力業者から「瓦職人でも施工しやすい石付き金属屋根がある」と教えられたことでした。

当初はあまり使われなかったものの、カラーベスト屋根の葺き替えで一度施工してみると想像以上に扱いやすく、板金工事でよくある施工時の小さな傷も目立たないため、こちらも勧めやすく継続的に採用されるようになりました。
私が特に魅力を感じているのは、カバー工法のしやすさです。既存のカラーベストを剥がさずに施工できるため施工時の雨漏りリスクを抑えられる点はお客様からも好評です。

塗装の場合、10年ほどしか持たないこともあり、再塗装のサイクルが短くなりがちですが、オールシーズンの屋根材なら下地が劣化していないうちにカバーすれば、30年ほどの耐久が期待できるのでランニングコストが小さくなることが大きなメリットだと実感しています。カラーベスト屋根リフォーム時の新たな選択肢として重宝しています。実際に瓦職人でも施工できる設計で、小さめの寸法は施工がしやすい上に、リフォーム屋根の不陸にも柔軟に対応して仕上がりも良いです。

また、同じ石付き金属屋根材の中でもヴィクセンの実績と商品価値が高いことが差別化ポイントだと感じています。他社のガルバリウム屋根商材と比べても、仕上がりと耐久面をしっかりアピールすれば価格競争にも十分対抗できると考えています。

総合的に見て、オールシーズンの屋根材は「北欧からドバイまで使用」とうたわれるだけあり、幅広い気候に対応できる安心感があります。軽量でありながら耐久性が高く、傷が目立たない仕上がりは、私たち代理店にとっても非常に扱いやすい製品だと感じています。カバー工法のメリットはまだ広く知られていない部分もあるので、今後はさらに地域特性に合わせた提案と共にこの屋根材の販売に取り組んでいきたいと思っています。